フランス

建築ボーナス

固有能力
契約の値をー３して達成できる。この効果は国家契約にも適応できる。ただし、０以下にはならない。

フランスの特徴
1．強すぎる固有能力
契約を－3で達成できる！？
ほかのボードゲームでもありそうな能力。バラージを初めてやった時からこいつ最強なんじゃねえか？と思っていましたが、その考えはいまだに揺るぎません。
この能力を発動しないで勝てることは稀で、基本的にはフランスは発電所の能力の早期解放を目指していくことが勝ち筋となっていきます。

ただこの強すぎる能力にも弱点があります。
並んでいる契約が弱いと、フランスも自然と弱くなる。
→そりゃそう
例えば、序盤のラウンドに並んでいる契約が点数系ばかり。
→今じゃねえよ！
逆に、終盤に資材とかお金増やす契約ばかり
→今じゃねえよ！
と僕はいつもキレ散らかすことが多いです。フランスを選択する際、並んでいる契約がどう影響しているかも重要になってきます。

フランスの欲しい契約
序盤　スパナ・水・資材の順で優先
中盤以降　水・点・スパナの順
終盤　取りあえず5点以上取れる契約があればとる

と、僕は優先順位とか取る方針を決めています。水がとにかく無い国なので、契約などで水を流せると、次の契約も達成…という流れをくむことができます。
水はないけど、契約達成するだけならコスパよく動ける国なので、時々3水溜まっていても1水しか流さないことがあります
持っている契約を全て達成しようとすると、こうする必要性が偶に出てきます。
しかし、この弱点は発電ルートを上手く組むことである程度解消されます。
スパナボーナスも、基礎4件目と遠いところにあるため、小回りが利きません。
その辺の弱点も含めて、実質1回転の能力も含んでいる無人発電所タイルはぜひ欲しいところですね。

資材が足りる足りないで言えば、フランスは基礎2件目と上部4件目に資材を貰うチャンスがあります。あまり資材不足に悩まされる国ではないかなと思います。

２．建築ルート
①上記で述べているように、序盤から発電所の能力開放を狙いたいので、無人発電所タイルが獲得できたなら導管発電所を刺して序盤から発電プラン
導管を刺す箇所は、3導管を刺せる共有ダムです。ただいきなり3導管を刺すと資材が足りなくなり、できることが減ってしまったりもするので重役によっては2導管や1導管でも構いません。
また、水が足りない国なので発電ルートを上手く考える必要があります。上にダムを建てられて流れをせき止められたりしないよう、自分でも積極的にダムを建てる必要性があります。

このプランが取れないなら、ちょっと考える必要があります。
②僕がセカンドプランとして取っているのは、基礎上部を順当に積んでいくプランです。もちろんこれは、無人発電所が合っても可能なプランですので、ラウンドボーナスに合わせて切り替える、といったところです。
基礎上部を順当に積んでいくと、フランスは点数を微量に獲得しながら、資材であふれかえる状況になります。
この資材が多い状況を活かし、次々と上級タイルなどの効果も借りながら建築を進めていくことも多いです。
②のプランの良いところは、最後は外注で雑に点を取ることが可能になることと私有にも手を出しやすくなるところですね。

３．フランスの有利な状況
発電のラウンドボーナスの話です。例えばアメリカは導管が弱いので導管のラウンドボーナスを目指す際は若干不利です。
という感じで、フランスの得意なラウンドボーナス（建築物に限定）を紹介していきます。
基礎　→基礎のボーナスが強いため、序盤からガンガン建築することが報われやすい。得意
上部　→基礎が強いため、隙あらば順当に積んでいきたい。ボーナスはドイツよりは圧倒的にマシ。やや得意
導管　序盤から発電プランを取る際、絶対建てているはず。さらにボーナスも3金、4電増など悪くないボーナスが揃っている。やや得意
発電所　能力開放を目指すことが多いため、建てきっていることが多いはず。得意中の得意

あれ、この国もしかして最強？
というわけで契約達成ばかりを狙うのもよいですが、ラウンドボーナスに並んでいる建築物の建築を進め、ちゃんと発電点をとるということでも勝てる国となっています。
あれ、この国もしかして最強？

４．相性の良い重役
ビクター　1導管、1水、契約－３達成。もうお分かり？
ルチアーニ　契約を複数持てるのが相性良く、分割達成も－3達成とかみ合わせて活かしやすい
ジェナーロ　建築枠が増えるというよりは、実質1グル的な動きをしてくれる能力として使うと弱点をカバーできている。
グラツィアーノ　水の実質的な節約に繋がるほか、2導管で13国家契約を狙う驚異的なムーブができる